フェイキックIOL(ICL)について調べる

フェイキックIOL(ICL)について調べる|ICL術後19年目のリアル

フェイキックIOL(アイオーエル)/ICL、有水晶体眼内レンズ手術。視力回復手術の一つ。平たく云うと、眼球内にレンズを埋め込む手術のこと。

手術方法としては、白内障のそれに近いらしい(最大の違いは、水晶体の取り出し有無)。最大のメリットは、角膜を削ることなく最強度近視の矯正ができること。もし将来必要が生じた場合は、眼内レンズを抜去することによって手術前の状態に概ね復元可能。この「復元可能」である点が、レーシックとは大きく異なります。

レーシックの代替案として、セカンドオピニオンの女医さんが示してくれた術式、フェイキックIOL(ICL)。調べれば調べるほど、自分の状態に合っているように思えました。

フェイキックIOL(ICL)の利点① 復元性がある

フェイキックIOL(ICL)手術では、角膜を削りません。手術後に問題が発生しても、レンズを取り出すことで概ね元の状態に戻すことができます(理論的には)。将来、老眼となって眼内レンズの度数が合わなくなった場合でも、再手術でレンズを取り出すことで対応が可能とされます。更に、抜去したフェイキックIOL(ICL)の近視矯正用レンズの代わりに、老眼用レンズを埋め込むことも。ここまですると、もはや老眼鏡さえ不要となります。

フェイキックIOL(ICL)の利点➁ 最強度近視/角膜が薄い人でも対応可能

角膜を削らないので、矯正度数-10.25Dを下回る最強度近視を抱える人でも手術を受けることができます。また同様に、元から角膜が薄い人も手術を受けられる可能性があります。

レーシックで削る角膜の厚さの違い|ICL術後19年目のリアル ※ この図は、当時の医師の説明や書籍等で調べた内容を元に個人が作成したイメージ図です。正確な医学的知見については、必ず専門医にご確認下さい

レーシックの手術の場合、近視の度合いによって削る角膜の厚さが変わります。近視が強いほど、角膜を厚めに削る必要が生じます。そのため、私のような最強度近視(=矯正視力を得るために、角膜を分厚く削る必要がある)の人にはレーシックは適用外となることがあります。

フェイキックIOL(ICL)の利点③ 件数の多い白内障の手術に似ており、術式に安心感がある

白内障と前房型フェイキックIOL(ICL)手術の違い|ICL術後19年目のリアル ※ この図は、当時の医師の説明や書籍等で調べた内容を元に個人が作成したイメージ図です。正確な医学的知見については、必ず専門医にご確認下さい

手術の形式自体は白内障の手術に近く、術式自体には一定の安心感を覚えました(手術方法自体は目新しいものではないので、未確認の問題点が出てくる可能性は低いのではないかと考えた次第)。
※ 白内障手術は水晶体を取り出すのに対し、フェイキックIOL(ICL)手術の場合、水晶体はそのまま残します。白内障の国内手術件数は、2019(令和元)年度で約166万件(これは私が手術を受けた時点の数値ではありません)

数値で見る白内障 年間の手術数 引用元:参天製薬

フェイキックIOL(ICL)の欠点①:国内手術件数、対応可能医院の数がレーシックに比べ圧倒的に少なかった

術式が白内障に非常に近しい点には多少の安心感を覚えたものの、やはりフェイキックIOL/ICLの手術件数が少ない = 臨床データが少ないことによる不安は否定できませんでした。特に、術後長期間の経過推移レポートがないという点が最大の不安でした。また、手術を受けられる医院の選択肢が大分少ない点も、リスクとして認識していました。

フェイキックIOL(ICL)の欠点②:レーシックと比べ、手術費用がかなり高額だった

既に過当競争の観があったレーシック手術はお手頃価格で手術が可能だったけれど、フェイキックIOL/ICL手術は両眼で100万円程度が相場だったと記憶しています。理由は術式が新しく対応可能な病院が限られていたことの他、レンズ代の有無なども関連していたようです。